成人式で振袖を着るみなさんのために、着物を綺麗なままで着るためのポイントをまとめました。

振袖を着る時の気をつけておきたい点

振袖を着る時はここに気をましょう

1月に成人式が行われます。
新成人の皆様は、心を弾ませ、その日を楽しむことでしょう。
綺麗でおしゃれな振袖を着て、式典に赴き、かつての友達と再会し、楽しい1日を過ごすことと思われます。

ですが、注意しておきたいのが振袖。
振袖は着物ですので、普段みなさんが着ている洋服とは勝手が違います。
いつも通りの姿勢や身のこなしで過ごしてしまうと、それが振袖にとってダメージになり、汚れたり着崩れしてしまったりの原因になります。
崩れた着物はかっこ悪いですよね。日本女性が持つ和服の美しさを保つためにも、振袖を着る上での注意点はよく理解しておくべきです。

ここでは、最低限知っておきたい振袖の注意点についてを説明していきます。しっかり守れば、着物を崩す心配もありません。



1.歩く時の注意
ズボンやひらひらしたスカートを履いていると、歩く時に歩幅が広くなることもあるかと思います。
この歩き方が癖になって、着物を着ている時もついついそうなってしまってはいけません。
着物は歩幅を広げて歩いてしまうと、裾が乱れてしまいます。着崩れの原因にもなってしまうのです。
歩く時は小股に。これを意識してください。やや内股気味だと尚綺麗な歩き方になります。

また、背筋はしっかりと伸ばしましょう。履物をずったり、裾を地面に引きずらせたりする歩き方はNGです。
大股ですたすたと、足首が見えるような歩き方は全く綺麗ではありません。
小股で進むと、歩く速度が落ちますが、これが着物で歩くことの基本になります。
2.椅子に座る時の注意
式典やご飯を食べに行く時に椅子に座ることもあると思います。
椅子に座る時も気を付けておきたいところがあります。
和服での椅子に座る際の基本は、浅く座ること。深く腰掛けるのはダメです。
なぜ深く腰掛けるのがダメかといいますと、背中で結んだ帯が潰れてしまう恐れがあるからです。

帯を直すのはとても大変ですので、予め潰れてしまわないように、浅く腰掛ける必要があります。
また、袖は二つに重ねて、膝の上に置きましょう。座るとどうしても、長い袖は床についてしまいます。そうなると、袖が汚れてしまいます。
うっかり袖が汚れてしまった、なんてこともよく聞きます。座る時は膝の上に載せることをお忘れなく。
3.階段の昇り降り
階段を登り降りする時、足をあげると裾が引っ張られ、足首が見えてしまいます。
これは少し見栄えがよくありません。
階段の昇り降りも姿勢よくしていきたいところです。
昇り降りのポイントとしては、袖を腕にかけ、上前を持って裾を軽く引っ張り上げます。そして一歩一歩階段を登り降りします。
斜めを向いて進むと昇りやすいです。


普段の階段の昇り降りの仕方と比べると、随分と時間がかかってしまいますが、普段通りに登ったり降りたりすると、
裾が引っ張られ、着崩れしてしまうことになりますのでできるだけ避けましょう。
4.ものを落とした場合
うっかりものを落とした場合、反射的に体を屈んで拾ってしまいますよね。
しかし着物は裾と袖が長く、普段通りに屈んでしまうと、床や地面に裾や袖が着いてしまいます。これでは汚れる原因になります。
袖は床や地面につかないようにしっかりと持っておいて、上前を抑えながらゆっくり腰を下ろして物を拾いましょう。

足を伸ばしたまま腰を屈めて拾う姿は、綺麗ではありませんので気をつけましょう。
5.食事のマナー
食事の際は、着物を汚さないことを意識することが大切になります。
まず、大きめのハンカチをあらかじめ用意してください。
大きく広げて、襟に挟んでガードします。これで、水やソースがこぼれても大丈夫です。
また、帯が崩れないように、テーブルと体の距離を拳一つ分開けておくことも大切です。

座る時は先ほど説明したように、浅く腰掛けることをお忘れなく。
6.トイレに行きたくなったら…
着物でのトイレって難しそうだ…と悩んだりしていませんか?だからといって我慢するのは体に毒です。
トイレの使い方を覚えれば、何の心配もいりません。
トイレはできるだけ洋式を使いましょう。ですが、普通に腰掛けると、長い袖が床についてしまいます。それは避けたいところです。

まず袖は重ねて、帯締めや帯の中にしまっておきます。あらかじめ洗濯ばさみを用意して、
挟んでおくのもひとつの手です。洗濯ばさみだと皺になりにくいのでオススメです。
次に、裾の上前、下前、長襦袢、裾よけの順に持ち上げます。手でしっかり一つにまとめて、ズリ落ちたりしないように気をつけてください。
トイレが済んだ後、は持ち上げた順番と逆の順番に戻せば大丈夫です。

着物の崩れがないかしっかりチェックしてください。袖を帯から出し忘れた、裾が折れ曲がっていた、なんて失敗がありませんように。
念のため、お家のトイレで練習してみるのもいいかもしれません。
番外編:持っておくと便利なアイテム
振袖を着用する際、あらかじめ持っておいた方がいい便利アイテムをご紹介します。

・ハンカチ
大きめのハンカチをおすすめします。食事の時のナプキンの代わりにもなりますし、
椅子の上に敷いて汚れをカバーすることもできます。


・ハンドタオル
手を洗った後の必須アイテムですが、万が一着物の上に水がかかってしまったり、雨で少し濡れてしまった時に対処できます。
着物を拭く際は、ごしごしではなく、ぽんぽんと軽く叩くようにして水気を取るのがいいでしょう。


・洗濯バサミ
トイレに行く時に重宝するアイテムです。袖を床に着かせないように、重ねて二つ、3つに折ってから洗濯バサミで挟みましょう。
あまり小さすぎる洗濯ばさみだと、重ねた厚みを上手く挟めないこともありますので要注意。
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